「バカの壁」が誰かとの間に存在するようだ。
そう気づいたとき、「バカの壁」を超えていく努力は誰がしたらよいのでしょうか。
「どうも話が噛み合わないな。」
「どうして分かってくれないのだ。」
「理解力が無いのか?」
そう感じたときどうしたらよいのでしょう。
裁判では、「主張立証責任」という概念があります。
それぞれが、自分に有利な事実について「主張立証責任」があるとされています。
このことを「主張立証責任の分配」といいます。
「バカの壁」登坂(突破)責任、とでもいえるでしょうか。
「バカの壁」の存在を感じたとき、あなたは怒ったり、嘆いたりすることも自由です。
突き放してしまっていいです。
絶縁してもいいです。
でも、どうしても分かって欲しい相手はいませんか?
どうしても分かってほしい場合はありませんか?
そう、「バカの壁」登坂(突破)責任は、「分かって欲しいと思う側」「自分を認めて欲しいと思う側」にあります。
SNSなどで、「バカの壁」を感じ、感情的になりそうになった際、『自分はこの人に自分を認めてもらいたいのだろうか?』『この人にしっかり分かって欲しいだろうか?』と考えてみて下さい。
冷静に考えて、「分かって欲しい」「認めて欲しい」のはどちら側でしょうか?
そこをよく考えて、無駄な議論でエネルギーを消耗するのは止めにしましょう。
仕事や、家庭で、どうしても「分かって欲しい」「自分を認めて欲しい」と思った場合、「バカの壁」登坂(突破)責任はあなたにあります。
では、「バカの壁」登坂(突破)責任をどうやって果たすか。
『「バカの壁」を超える梯子の作り方』の中で書いていってみようと思います。