仕事がらいろんな人に会います。
偽物と本物の区別ができるとは言いません。
でも、いくらか経験上気付くことはあります。
成功者という触れ込みの方で、衣類は確かに全てブランド物ではあるけれどかなり古くて袖口にスレが目立っている人や、衣類は新品でぴかぴかなのですが靴やカバンや車がどうも古いという人がいました。
細かいディテールを注意深く観察すると、気付くことはいくらもあります。
時には質問を投げ掛けるとよいでしょう。
人を信用するということは大切なことです。
しかし、裏付けの無いことを無批判に鵜呑みにすることは人を信用するとは言いません。
少しずつ深度をふかめていき、徐々に信用を深めて行くのがふつうです。
経済的な利害に関わることや身近な人間関係に関わることでは、無警戒ではいけません。
自分をしっかり持つ。
どんな場合であっても、自分を大切にする。
その上で、自分を差し置いても守りたい誰かのためにだけ自分のものを投げ出しても守る。
さして知らない赤の他人に、あたかも全体重を預けるような信用の仕方だけはしてはなりません。
どんな場合であっても、まず自分を大事にというのが、「こんなはずではなかった」と思わないための秘訣なのではないかと思います。
もちろん、時間的余裕のない場合もあります(本当にそうなのか、は疑ってみる必要はありますが)。
自分をしっかりもって、自分の頭で考えて最終的によしとしたのであれば、それでよし。
その後は、「我ことにおいて後悔せず」です。