「強く、生きる。」(渡邊美樹、サンマーク出版)をぱらぱら読み返しました。
豊田善一氏(現三菱東京UFJ証券相談役)の言葉が引用されていました。
「株の世界は変動が激しく、不規則なこともたくさん起こる。でも、それは短いスパンで見たときの話。長い目で見ると、結局間違ったことは何一つ起きていない。」
そうだ、これは株の世界だけのことではない。
著者の渡邊会長自身が、「株以外のどんな世界でもいえるはずです」とまとめていますが、まさにそのとおり。
たとえ、今がどのように見えたとしても、先人は、人類は、ありとあらゆる問題を乗り越えてここまで来たのだから、きっと我々だってやれないはずはない。
間違ったことは起こっていない。
だから、きちんとやっていけば、いつか道は開ける。
佐藤富雄先生の「勝ち組遺伝子」の話(=現在生きているわたしたち全員の中には、代々受け継いだ「勝ち組」の遺伝子が組み込まれているのだ、という)を思い出しました。
せっかく人として生を受けています。
どうせならば、長い目で見たら間違ったことは起こっていない、と仮定してみる。
一時の間違いもきっと是正できると仮定してみる。
それでも勇気が出ないときは、本を読もう。
歴史を読もう。
伝記を読もう。
先人に学ぼう。
仮定が確信になったら、もう恐いもの無し。