昨日、昼食時についていたテレビで、北斗晶さんが出ていました。
北斗さんもご主人佐々木健介さんも、ともに真面目で好人物ですね。
さて、現役時代の北斗さんは超悪役でした。
昨日のお話では、生まれたばかりのご長男を悪役控室で仲間に託し、リングに上がっていたそうです。
アグネス論争は悪役控室では怒らず、デビルさんとかの極悪同盟が、代わる代わる世話をしたといいます。(当時の彼女らは凄い、夜叉メークでしたが…)
北斗さんは、ご長男のために、一気呵成に試合を進め、相手をやっつけて控室に飛んで帰ったそうです。
そういえば、当時、男子でも、ロード・ウォリアーズという、やりたい放題やって、数分で帰って行くというレスラーチームがいましたね。
プロレスは、ミスター高橋の本によれば、筋書きがあるドラマ、といいます。
試合よって、どこまでの筋書きを決めるかは違うらしいですが。
少なくとも、相手の攻撃を全てないしはほとんどを受けきるという約束はあるはず。
でないと、現在の総合格闘技の初期のころのように、汚い闘い、わかりにくい技で決まって視聴者は消化不良になる、凄惨な結果で観るに堪えない、ことになります。
でも、やはり勝ち負けがつかないといけないし、勝つレスラーがスターになっていきます。
当時の北斗さんも、ウォリアーズも、結局相手の準備ができていないうちに叩き潰していたのですね。
プロレスのレスラーは、スクワットや腕立てを1日に3000回できるほどのフィジカルエリート。
攻撃側もフィニッシュ以外はあまり強烈な技を仕掛けませんから、いくら攻撃を受けても簡単に試合が決まることは本当はないはず(試合時間まで筋書きした場合、力の差が格段にある場合は別)。
相手にフルスイングさせないのと同じで、相手に試合をさせない。
それも立派な戦術です。
そういう戦術を仕掛けられても良いように、こちら側も備えること。
常にアジャストできるようにしておくこと。
どんな勢いで来られても、動じない心を作っておくことが大切ですね。
羞恥心より、不動心。