事務所を出て駅へ行く途中、人波とぶつかります。
逆方向に流れていく固まりの中に、同業者なんていないだろうと思いながら歩いていました。
時間労働ではなく、法律事務の処理を請負う同業者は、予定さえなければ、朝は遅くてもよいのです。
そして、普通は誰もがそんなに早くはない。
仕事帰りにしか打ち合わせできない依頼者もいますから、夜は遅くなりがちです。
そのため朝も遅くなっても仕方がないわけです。
ところが、人波の中に、予想に反して同業者がいました。
予想外の出来事は人を感動させるという法則のとおりに、うれしくなったわたしは、声をかけました。
同時に、優秀な同業者が朝早くから働いているという事実に、凡人こそ、まさに「長く、多く」という凡事徹底に努めるべしと思わざるを得ませんでした。
明後日は早朝草野球(しかもAクラスとの交流戦)ですが、それまでにきちんと仕事をしようと心新たにした次第です。