仕事によっては、拙速が好ましいけれど、巧遅であるほうがよいこともあります。
緊急を要する件では、多少の間違いは大目に見て、速さを追求する。
できるならば、巧みに、間違いのないように十分時間をとってしたいのはやまやま。
バランスが難しいのですが、案外、インスピレーションが働くこともないではない。
相談者からお話を伺い、これは大変、勝ち目もあるし、すぐやろうと思える件も、なぜだか、なかなか準備が進まない。どうも、ひっかかりがあって、ためらいが出る。
いよいよという段になって、厳しく吟味すると、大きなマイナスポイントが見つかります。
こういう経験が何度かあります。
怠惰であってはいけない。
忘れてしまってはいけないけれど、それなりに注意を働かせていて、なおひっかかることがあるならば、やはり何か事情があるものなのかも知れませんね。