「PLANNING HACKS!」(原尻 淳一 著、 東洋経済新報社)
ハック関係の本は、目に付くと、つい買ってしまいます。
岐阜地裁の帰りに、駅ビル構内の三省堂で買いました。
帰りの電車内でほとんど読みました。
(「反省 〜私たちはなぜ失敗したか」鈴木宗男、佐藤優著は、重くてムズカシイので一気読みができませんでした。帰路は軽くて実用的な本がイイですね)
p.115で、企画作りが料理作りに等しいと書かれています。
料理作りの流れはそのまま企画作りの流れになるよ、というのですね。
(1)素材を集める
(2)冷蔵庫にストックする
(3)盛りつけて食べさせる
(4)何が不足か感想をきく
(5)足りない材料を集める
これは、裁判所での法廷でのやりとりに似ているなと思いました。
裁判官から、どんな主張が不足で、どんな証拠が弱いか、を指摘されることがあります。
これは、(4)ですね。
(4)が大事です。
それで軌道修正ができます。
ポーカーフェイスの裁判官だと、よほど注意が必要です。
相手方からの書面にヒントがある場合もありますが、敵方としては「敢て指摘しない」選択もありますからね。
法廷で、裁判官から、「この主張が足りないから補充してください」「出されている書証では全然だめですね」とか言われても、怒ることはありません。
感謝です。教えていただけてありがとうございます。
(他に順番待ちの弁護士や傍聴人が傍聴席にいたら、かなり恥ずかしいですけれど、怒るほどのことではありません。)(わたしは、さる高名な裁判官から、法廷で「トンチンカンな主張ですね」と言われて言葉を失って立ち尽くしたことがありましたが〜依頼者が見た真実だから仕方ないのに〜、今は厚顔になりました。)
それから、この本に出てくる「企画書をかっこ良くする秘訣」も準備書面で使ったら面白いし、紹介されている「スケマティクス・ダイヤグラム」も事務員さんのためのマニュアルや依頼者への説明資料に応用できそうです。
東洋経済から出ているハック物の本はどれも参考になります。