弁護士は闘犬だと言った人がいます。
ある種の人々にとっては、誰かのエージェントであり、闘犬です。
宮沢賢治の言うように、訴訟をする人につまらないから止めろという平和主義者がいます。
わたしは、闘犬でもないし、訴訟をする人につまらないから止めろという人でもありません。
その中間でバランスを保つのが弁護士なのではないかと思っています。
あるべき権利関係に戻す手伝いをする仕事が弁護士の仕事。
権利や利益を確立維持するのは、自助努力であり、自由競争であったり、政治や行政の仕事。
あるべき権利関係に戻すことは、バランスを取る仕事だから、闘犬にはなりえないし、不公平に黙っていてもいけないのではないか。
そんなふうに思います。