わたしは、小林正観さんのご著書や講演から、たくさんのことを教えられるのですが、この方は、全く「気にしない人」のようです。
新興宗教の教祖様たちや、占い師から、数々の災難を予言されたけれど、気にしなかった。
脳波を図ったら、世間に関心を示さないけれども、明るい、ちょっと変わったうつ病患者のような波形だった。
…そんなエピソードが多い方です。
「あなたは地獄に堕ちます。」
「○月○日ころに、不幸に遭います。」
そういう、予言は気にしなくていいと言われます。
今日思い出した、正観さんの最新刊「宇宙を貫く幸せの法則」(致知出版)に書いてあったことです。
なぜか?
そう予言する人は、その直後から、その相手に実際に不幸が来るように祈るようにならざるを得ません。だって、常人ではない、予見能力があるのですから。それが外れたらエライこっちゃ、です。
そして、相手の不幸を祈るような人は、神仏に付く人ではなく、悪鬼に付く人だと言える。ならば、当たるはずはない。
ナルホド。
常識的に考えても、「そのまま行くと、困難を招くだろうから、こういうふうにした方がよいと思うよ。」と助言し、その助言を聞き入れようとしない相手の幸せのためにも、祈り続けるというのが、正しいあり方だとわかります。
不確実なことについて、特別に知ることを預かったといい、相手を脅かして自身の言うがままにさせようという人たちの言うことなど、聴かなくてもよいのです。
気にしない、気にしない。
そう、気にしない生き方が、実は成功の秘訣でもあるようなのですね。
執着が足を引っ張る、とは、政木和三先生もおっしゃっていたし、石井裕之先生も「人生を変える『心のブレーキ』の外し方」で書かれていましたね。
「ひとつ、確固たる成功イメージを心深くの潜在意識に落とし込むようにし、あとは目の前にあること、もの、人に集中する」というのが良さそうです。
行動する、実践する、小さな一歩から始める。焦らない、慌てない。目の前のこと、もの、人から始めて行く。