そろそろ本格的な引っ越し作業です。
事務員さんたちが軽装で打ち合わせ室の方から片付け始めています。
もう今日からは打ち合わせは事務所ではできません。
本の箱詰め、いただいた絵や置物の梱包、軍手をはめててきぱきと。
わたしはそれを遠くから眺めながら、書類を書いたり、電話で裁判所の書記官や執行官と相談や事務連絡をしたり、借金整理の事件の債権者らと電話でやりとりをしています。
事務員さんが作業にかかっているので自分でしなければならないことがいつもより多いです。
「あ、そうだ。事務員さんたちのおかげで楽ができるのだなぁ。」と思います。
同時に、いろいろ細々としたこともやってみて新鮮な感じもします。
事件はいつも待った無し。
前に相談くださった方から急に電話がかかり、「債権者と話をしてほしい。」とか「訴状がきていて、もう第1回口頭弁論が間近になったからなんとかしてほしい。」とかいうご依頼もきます。(もっと早くおっしゃっていただければ、慌てなくても済んだのに…、と思うのですが、「そうなるようになっていた」「一所懸命やって今しかなかった」「精一杯考えてやっと決断された」のですから、必然・必要・最善のタイミングであったのでしょうね。ご本人にとってもわたしにとっても。)
すべてがご縁なのだと思います。
ご依頼されることはないだろうと思っていた方から依頼があったり、仕事や仕事ではない分野でもそうですが、これからいろいろ協力してやっていけるかなと思っていた方とうまくコミュニケーションが取れずにいたりということもあります。
でも、すべては必然・必要・最善のタイミングでやってくるものだと思うようにしています。
「今目の前にいる人と物事を大切に。」
その積み重ねをしていくしかないのですね。
小林正観さんは、うまいことをおっしゃいます。
お釈迦様が言ったというのですが、「わたしたちには今この瞬間しかない」のだと。
過去は帰らず、明日はないかも知れない。
だから今この瞬間を大切に。
今あるもの以外を大切にしないならば、永久に誰をも何をも大切にできない。
そうであれば、誰からも大切にはしてもらえないし、何をも得ることもない。
してみると、今を大切に積み重ねて行くしかないというのです。
そのほうが、幸せにいられる確率がずっと高いですね。
さて、事務員さんがわたしの周りの片付けにも入りそう。。。
お昼の気分転換もおしまいにして、仕事を早く処理して行きましょう。