名古屋駅で降り、帰路歩き、ジュンク堂書店に寄ろうと思いました。
空を見上げると、豊田ビルが立派にそびえていました。
信号が赤になり途中までわたったところで、1名の男性が引き返してきました。
「やぁ、加藤さん。こんにちは。」
同期で司法試験に合格して修習し、裁判官になった人でした。
同期とは言っても、裁判官や検察官になった人たちとは、めったに会いませんし、やはりどこか一線を引いてしまうところがあります。同じ地域で仕事をしているときは、見かけても挨拶をするくらいで、会話を持つこともありません。
彼は4月から既に他所へ転勤されていたそうです。
多分、名古屋管内にはしばらく戻らないこともあり、転勤の挨拶ということで声をかけてくれたのでした。
彼が赴任したのは関西でかなり忙しい裁判所。
事件数が多くて、裁判官や書記官には負担が大きなところだと噂されるところ。
ちょうど裁判官として脂がのったころで期待も大きいのでしょうが、身体に気をつけてがんばってほしいと思います。
ほんの2〜3分のことでしたが、わたしも元気にがんばろうと思いました。
すぐ要る本があるでもなし、ジュンク堂はやめにして、事務所にもどり、仕事しなくっちゃ。
がんばっていきましょう。