保育園の民営化を違法とする横浜地裁判決があったようです。
TheNewsという無料の速報ニュースで知りました。(www.news-service.ne.jp)
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ニュースによれば、在園園児家庭に10万円の支払を命じ、民営化自体の取消はしないという判決だといいます。
何でも、民営化後は園児の受傷事故が増えるなど管理がわるくなったそうです。
ふつうは民営化で市場競争原理が働き、サービスはよくならないとおかしいです。
また、園児の受傷事故などの責任は事故発生現在の運営主体が負うべきで、間接的にも元の運営主体が責任追及されないのが原則です。
このケースでは、保育園事業が市場競争原理が妥当しないエリアの事業であり、民営化推進は問題だという価値判断があったのかも知れません。
どこまでを福祉で行い、どこからは市場競争原理に委ねるのかはなかなか難しいですね。
地元にある保育園は民営化された施設もありますが、幸い評判がよいようです。
形式的に民営化がどうのと云々するよりも民営化の中身、どこまでを行政が負担しどこからを民に任せるのか、その結果がどうかが大事な気がします。
横浜でも結果さえ悪くなければ問題にはならなかったはず。
行政としてはより低コストで結果が出せることが良いのであって、そのために、行政も住民も一所懸命に知恵を絞っていかなければならないでしょうね。