時代の流れを正しく読むことは大切です。
「直伝 藤巻流 『私の個人資産』運用法」(藤巻健史著 講談社)¥1,600
長谷川慶太郎先生によれば、デフレは継続する、とのこと。
しかし、「すべての物について」デフレであるとは書かれていなかったし、「すべての物について」とも読めたように思います。
この本では、藤巻さんは、「消費者物価デフレ」であって、「資産」は別だと言われます。
そして、不動産価格の上昇を示されます。
アメリカでは住宅(土地)バブル。
その他の外国でも不動産価格は高騰している、と。
日本でも、地価は上昇に転じつつあります。
冒頭で、これからのポートフォリオはインフレ対応型がよい、と言われ、その根拠として、政府のバランスシートがインフレ指向型だから、と理由を示されます。
かなり、説得力があります。
おそらく正しいのではないか、と直感しました。
しかし、著者がここまで書く、ということは、既に時遅し、ということなんでしょうね。そうでなくても、そういったポートフォリオを組めるだけの余裕があるか、勝負に打って出て長期ローンを組むかしなければなりませんから、誰にも即役立つ情報ではないでしょうね。わたしも即使えません。。。
でも、よい刺激になりました。
いろんな人の意見を聞き、自分の頭で考えて行くこと。
それは面白く、刺激的なことです。
さて、これから世界は、日本はどう動くか。
今年はどうなるか…。