横浜地裁の井上薫判事が再任されないかも知れません。
次回任期満了時にクビ、となるかもということです。
ニュース記事によると、井上判事は判決理由を数行しか書かないことが多いとか。事件関係者からのクレームが多く、所長から是正を求められていたのに、全く従わなかったということです。
裁判官は、職務について独立不可侵を保障されています。時の権力者や世論に流されないように、常に法律に則った裁判ができるようにするためです。
井上判事は、「裁判官の独立を犯すものだ」と、再任拒否の動きを牽制し、徹底的に争う構えです。
同判事は、「司法のしゃべりすぎ」(新潮新書)等、多数の著書のある人。
裁判所としては、本を書いてばかりでなく、そんなヒマがあるなら、判決理由をなんとかしてください、というところだったのでしょうか。
さて、今回は、裁判所も井上判事も、相手のことを「やりすぎ」だと批判し合っている様相です。一体、「司法のやりすぎ」は裁判所側なのか、井上判事なのか、どっちでしょうか。
みなさんは、どうお考えになりますか?
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*「再任」については、下記をご参考に。
http://www.j-j-n.com/opinion/s_judge_eye/judge05_050401.html