今日の東京出張は、思うところあって、学生時代に住んでいた下宿先に行ってみた。
最寄りの駅は、京王線笹塚駅。
笹塚十号通りを北に突き当たり(のようになっているクランクの所)まで進み、西に曲がって暫く歩く。
私が居た頃には、つつじの花が咲く和風の下宿館だったが、私が退室した直後にワンルームの風呂付アパートになっている。
大家さんの表札を確認し、行き当たったときには感慨深かった。
携帯写真を撮ったつもりだったが、撮れていなかったのが残念。
行きつけの銭湯は閉店(午後4時からオープンなのに4時過ぎに行ったがシャッター…廃業?)していた。
それから、十号通りよりずっと西の、環七の手前の道(駅へ向かう近道だった)を南に抜けて、駅に戻り、図書館に行ってみた。
図書館は相変わらずだった。
自習室に入ると懐かしさがこみ上げてきた。
駅の周りを歩くと、すっかりオシャレな街になっていた。
十号通りにもオシャレな店が入り、駅のクラウン商店街も明るくなっていた。
十号通りのモスバーガーは無くなって空き地みたいになっていたが、駅前のロッテリアは昔のままだった。
いろんな思い出が蘇り、今からしたら取るに足らないことに悩み、親や周囲に迷惑をかけ、無為無駄に時間を過ごしていた。
若いというのはそういうことなのかもしれないけれど、やり直しができるならば、学生時代だけはもう一度やり直したい。
殆ど全ての大人がそう思っていることだ。
本を沢山読み、勉強し、議論する。
そうしたことをもっとするべきだった。
そうしたことを、あまりしてこなかった大人の1人として、深い反省を込めて学生時代を省みる。
スポーツでも何でもいい。
人それぞれ違うと思う。
しかし、誰もが、一所懸命にやるべきときにやらなかった後悔を心の奥底に抱えている。
「ああすればよかった」
「あの時、あっちの選択肢に進んでいたら」
一所懸命やって来なかったと思うから、そう思う。
まだまだ取り返しがつく若い人達。
どうぞ、今ある時間を、機会を大切に。