1 「成功する会社は「知恵市場」から生まれる—ビジネス・経営を変える「ネットコミュニティ」山崎 秀夫著 ¥1,575
2 「ソーシャル・ネットワーク・マーケッティング」山崎 秀夫 ¥1,800
先々週末1を、先週末2を読みました。
1について。
ネット上には、既にたくさんの有料、無料の知恵市場があります。
さて、われわれ弁護士の業務はどう変わって行くのでしょうか。。
ハタと考えます。
…どんなに便利になっても、われわれの業務の場合、Face to Faceの関わり方が大事です。
どんな事件、相談事もケースバイケースであり、デジタルで回答が出るような問題ではありません。
また、電話と資料送付だけでは不十分な場合も多いです。
とすると、軽い相談であればネット上の知恵市場でよいけれど、実際にトラブルになったらそうは行かないでしょうね。
それにしても、軽い相談ではネットコミは役立つ可能性大。
わたしとしても、他の専門家にメールや掲示板で気楽に相談できるといいなぁ、と思うことはしばしばありますからね。
2について。
ソーシャル・ネットワーク=社交、人脈作り。知り合い系サービス。
これをビジネスにどう使うか、ということについての本です。
大企業、百貨店、物販業者がソーシャル・ネットワークのシステムを続々と取り入れているそうです。
大企業だけではなく、たとえばワイン販売店が取り入れて売り上げを伸ばしているというのは面白いですね。
これからは、スピードが大事です。
どんどん世の中は変わっていきます。
勝ち組、負け組の差は広がって行くのかもしれません。
情報を知っているか、知っていないかだけで差がつく場合が少なくありません。
たとえば、以前日韓で開催されたサッカーのワールドカップの切符。外国で簡単に買えることがわかってそれを日本で売った人が大もうけ。また、愛知万博で長く並ばずに人気パビリオンに入るためにはネット予約するとか、ベビーカー、老人同伴で行くとか。
もっとも、この知っているか知っていないかのレベルの差でも相当大きい場合があります。
情報がモノよりも価値を持つ時代です。
情報を持っている人に情報が集まる傾向もあります。
さて、パソコン通信に始まり、掲示板、メルマガ、ブログとネットの可能性は広がりました。そして、それらを融合したようなソーシャル・ネットワーク。
ネットの可能性はまだまだ開けそうですね。
本当におもしろくなってきました。
変化は歓迎すべきです。
わたしたちは変化に対応(順応)することによって変われます。
それを称して成長というらしいですから。