時間の流れは早いものです。
あっと言う間に経過していきます。
わたしもとうに人生の半ば過ぎに入っていると言ってもよいでしょう。
小さな子供が、「人は続いて行くの?」と問いかけてきたことがあります。
昔好きだった、ブルーザー・ブロディというプロレスラーが、「父がいて、俺がいて、息子がいる。これを称して人生という。」とプロレス雑誌記者に語ったことがありました。
人生は続いて行きます。
個人の人生が終わったとしても、その子らや、その人とふれあった人達に、その精神は伝えられて行きます。
不良牧師のアーサー・ホランドは、「いかに魅力的な人間として生きたか、自分の生き方の遺産を遺せ。」と語りました(「不良牧師2」より)。
また、内村鑑三先生は、「後世への最大遺物」として、勇ましく高尚な生涯という生き様を遺せと語られました。
(竹脇無我さんの兄上、竹脇真理さんがまさにそういう人生を歩まれました)
お金や建造物等の資産を遺せる人は限られています。
でも、精神は誰にも伝えられるし、続く者には学びになります。
たとえ反面教師の人生だったとしても、伝えるべきものはあります。
信仰の対象は問わないけれど、それぞれの立場で、精神を込めた命のバトンを次の世代に伝えて行きたいものですね。