今晩のK−1、私はボクシングも好きなので、西島選手にはかなり期待しています。
でも、今回のようなシューズ履いてキック禁止の闘い方では、どうかと思います。
しかも、アーツが相手なのですから、そもそもタフな試合になります。
キックをちゃんと習わないで、ボクシングだけで、K−1ルールで、しかもピーター・アーツと対戦するというのです。
K−1、キックボクシングに対するリスペクトがないとは言いませんが、やはり他人の土俵に上がるならば、そこでのルールを十分に学び、その土俵に上がるにふさわしいスキルを身に付けてからでなければならないのではないかと思うのです。
その他人の土俵を、自分の土俵として、今後闘っていくつもりがあるならば、です。
だから、今回の闘いに臨んでシューズを履いてキックを使わないと聴いただけで、「これっきり」のつもりなんだとがっかりしてしまいました。
魔裟斗選手と闘った、川尻選手のように、K−1にも対応できるようになってから、Kー1のリングに上がって欲しかったと思います。
ただ、やる以上は、かつてK−1でキックなしでも善戦したボクサーの、バター・ビーンのように、アーツに善戦して欲しいです。
アーツを慌てさせて欲しいです。
わたしであれば、仮に相手の土俵において闘う必要が生じたならば、そこで要求されるスキルの最低限だけはマスターしてからその土俵に上がります。
わたしは、それが相手と相手の世界へのリスペクトの印でもあるし、勝つ為に不可欠なことであると信じるからです。
そして、そこを自分の土俵にしたいなら、一所懸命にそこで要求されるスキルを磨いていきます。
他人の土俵を自分の土俵にしてしまうという気概で準備するでしょう。