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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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「損害賠償制度の趣旨・責任の判断構造」
損害賠償制度の趣旨は、損害の公平な分担。

そのために、様々な要件を設け、それらを充足した場合にだけ、損害賠償が認められる。

事実が基礎にあり、事実と事実をつなぐ法理論により、誰が判断しても、大きく結果が異ならないよう、安定的に妥当な結論が引き出せるようにされている。

「損害賠償制度の趣旨・責任の判断構造」_e0026495_21040465.jpeg

# by bengoshi_358 | 2020-10-30 21:04 | 講演録
「業務上のストレスと精神疾患」
弁護士業務の華は裁判。
裁判は損害賠償事件。

損賠事件で責任ありとされた被告の不名誉と経済的損失は大きい。

だから、軽々に責任は認められない。

不法行為・債務不履行、因果関係、過失と、幾重の要件を経て初めて認められる。
自由、平等、意思責任主義を前提に、損害の公平な分担が図られる。
「業務上のストレスと精神疾患」_e0026495_20343216.jpeg

# by bengoshi_358 | 2020-10-30 20:35 | 講演録
「差別」について

『差別(さべつ)』は、以下のように定義されています。


・「差をつけて取り扱う」こと。分け隔て。正当な理由なく劣ったものとして不当に扱うこと。(広辞苑・第7版)


・特定の集団や「属性」に属する個人に対して、その属性を理由にして「特別な扱い」をする行為である。(Wiki)





つまり、


「差をつけて取り扱う」、


「特別な扱い」が本質です。




差別者が「差をつけて取り扱う」、「特別な扱い」をする場合の、


基準となるものが、  被差別者の「属性」  です。


この「属性」については、 日本国憲法14条で、「人種、信条、性別、社会的身分又は門地(家柄)」が挙げられていますが、これに限らず、国籍、出身地、居住地域、趣味・嗜好、容姿・風貌・髪の色や質、その他様々が考えられます。


つまり、


「属性」とは、


差別者が想定し、「差をつけて取り扱う」、「特別な扱い」をする基準となっているものならば何でもよい、 ということです。




ですから、


昨今、よく言われるところの、


「差別とは少数者に対して成立するものであって、多数者に対する不利益的な『特別な扱い』は差別ではない。」とか、


「差別は、日本に住む外国人に対して成立するものであって、多数者である日本人に対する不利益的な『特別な扱い』は差別ではない。」という見解は、


『差別』を、意図的に、  限定しようというもの  であり、  平等権の理念を後退させる  ものではないか、


と考えます。



また、この考え方では、


『少数者』と『多数者』の区別は、


・日本全国ないし都道府県市町村レベルか、


・町内会や職場や任意団体レベルか、


対象範囲ごとに人数比較をすべきことになりますし、どのくらいの人数差があればよいのかも不明であり、あいまいであり、実際的ではないと思います。




私は、こう考えますが、みなさんはどうお考えですか?





# by bengoshi_358 | 2020-09-19 11:46 | 日々雑感
「バカの壁」を超える梯子の作り方(3)〜動画解説版

動画音声解説版:「バカの壁」を超える梯子の作り方


「バカの壁」とは、養老孟司先生が書かれた、2003年のベストセラーの題名です。


「バカの壁」とは人と人との話が通じない場合を意味する造語です。


『話せば分かる』でなく、『話しても分かり合えない』状態です。




この「バカの壁」は、SNS時代、ますます多く存在し、かつ、それらは高く、厚くなりました。



どうして、「バカの壁」は生まれるのでしょう?




実際、「バカの壁」は、純理性的な説得の場である、裁判においても起こっています。



原告と被告、原告代理人と被告代理人、地方裁判所と高等裁判所、高等裁判所と最高裁判所との間で、全く物の見方が変わっている事件があります。



私は、裁判では、不思議な勝ちも不思議な負けも、あまり経験してきませんでしたので、


裁判において「バカの壁」をどうにかしてやろうと思ったことはありませんでした。



しかし、この数年間で、何件か、ほぼ主張証拠が出尽くしたにもかかわらず、


相手方代理人と全く見立てが違う、


あるいは、裁判官と見立て違う、深刻な事件に遭遇しました。




そこで、初めて真剣に、「バカの壁」について考え、悩みました。





裁判の場で、「バカの壁」が顕在化する、最高裁判所の破棄(差し戻し・自判)裁判例を検討することにしました。


古いものは、後藤勇「続・民事裁判と経験則」「民事裁判と経験則」の2冊(両者それぞれ7〜80件の破棄裁判例があります)を中心に、


新しい平成年代のものは、判例データベースを検索して数十件を拾い出し、自分で図を書きながら読み、メモをしました。




その作業を通じて、「バカの壁」が裁判においてなぜできるのか、理解できました。





そして、その「バカの壁」を、どう超えていくのか。




どんな梯子を使えば良いのか、おおよそ分かりました。





そして、「バカの壁」が裁判においてできるメカニズムと、一般社会で、「バカの壁」ができるメカニズムとは、同じであると気づきました。




その超え方も。






実は、私は、養老孟司先生の「バカの壁」を読んでから、


ずっと「もし『バカの壁』があるなら、それを超える方法だってあるはずだ。その方法を教えてくれないのは不親切ではないか。」と思っていました。





また、SNSなどで、相当に知的レベルが高い人同士が、「バカの壁」に遭遇し、互いに相手を汚い言葉で罵倒し合う様子を目にし、「なぜ、『バカの壁』ができているのに気づかないのだろうか。



なぜ、『バカの壁』を超える努力をしないのだろうか。」と残念に思いもしていました。



私が気づいた、裁判における「バカの壁」を超える方法、梯子は、恐らく、ずっと多くの人の議論、交渉、説得にも役立つのではないかと思い、公開させて頂くことにした次第です。



# by bengoshi_358 | 2020-04-21 22:06 | その他法律関連
耐え忍び、乗り越えていく

東京では、昨日、「要請するなら、金をくれ!」とシュプレヒコールをして、総理私邸までデモをした人たちがいました。

コロナ禍で、密接も3密の1つとして禁忌のはずであり、この時期にデモ行進を行うことは好ましくありません。

しかし、困窮者、不安を抱える市民の声を無視してはいけないのは間違いないと思います。

表題が過激なのでご紹介するのもはばかられますが、三橋貴明さんのブログの一節がズバリ指摘しています。

<以下引用です。>

「政府に頼るな! 金クレクレ乞食が!」
「事前に対策していない方が悪い。自己責任だ!」
 と、困窮者を批判する声が聞こえていますが、貴方たちが得ている所得にしても、誰かが消費、投資として支出してくれたからこそ、創出されたのですよ。

…他の国民が貧困化し、支出を減らすと、貴方も貧乏になるのです。同じ国民を攻撃することは、自分を刺しているのと同じ行為です。(引用終わり)

https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12588479884.html

また、糸井重里さんの『ほぼ日』でも、11年前の2009年4月に、あの高山義浩先生が、こうおっしゃっています。

<以下引用です。>

「新型インフルエンザ対策は公助、つまり公的サービスだけでは対応しきれません。地域であるいは事業者での支え合いのネットワークをつくっていくことで、社会を支えていくシステムが必要なんです。」(引用終わり)

https://www.1101.com/deardoctors/2009-04-09.html

この高山先生のお話を読んで、少し衝撃を受けました。

この10年間、わたしたちは、わたしは何をしてきたのだろうか、と。

公助と支え合いのネットワークの構築。

真剣に考えねばならない時が来ています。

まだ、日本は終わっていません。

敗戦、阪神淡路大震災、東日本大震災、毎年やってくる台風を乗り越えてきました。

まだまだ、これから。

ここから。

日本に期待し、日本人の1人として、今ある持ち場で頑張りたいと思います。

#きっと良くなる


# by bengoshi_358 | 2020-04-13 12:51 | 日々雑感
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