以前、プロテスタントの牧師さんの説教で、「たとえそうでなくても」という題のお話を聴いたか、読んだ記憶があります。
現実は、やっぱり厳しい。
思うとおりにはなかなかいかない。
(瞬間的に思うとおりになったならば、人間ではなくカミサマですから、これは当たり前なんですけどね)
でも、「たとえそうでなくても」、自分の思うとおりになかなかいかないとしても、強い信念をもって歩み続けるところに自ずと奇跡のようなことは起こるものだというお話だったと思います。
世の中には、「そうでない」状態の方が多いものです。
そうなっているのだから、仕方がない。
人生は修行なんだから。
…と、わたしは思います。
「人間は自分の思ったとおりの人になる」のですが、必ずしも自分の思い通りの時間に実現しなかったりする。
思い方が具体的で一義的でないために、実現の仕方も自分の思い通りには見えなかったりする。
「人間は自分の思ったとおりの人になる」ということは、いろいろ考えると、深い問題ですし、科学的に検証不可能なようにも思えます。
でも、言えることは、それが、「心と身体の稼働効率を最大限にできるような考え方」だということ。
思いをはっきりさせ、自己定義を高くして心に栄養を与え続けて、努力が努力と思えなくなるくらいに自分が選択した分野の仕事や学問や役目に専心没頭していく。
それしかないのでしょうね。