勝間和代さんの新刊では、「起こることはすべて正しい」という言葉がよく出てきます。
また、エミール・クーエの「日々あらゆる面でよくなっている」という言葉も紹介されていたように思います。
そういえば、以前好きだった中谷彰宏さんの本の題名にも、「あなたに起こることはすべて正しい」というものがありました。
事件の当事者としては、とても、今自分に起こっていることが正しいと言われたら腹立たしくなることでしょう。
成人君子ではなく、生身の人間だから、喜怒哀愛楽があって当然。
不当に扱われたら、不当だと怒って当たり前だし、そうするべきだと思います。
けれども、怒っている間は、まだ問題に焦点が合ってしまっています。
怒りや焦りや不安にジリジリしている間は、問題それ自体に意識がロックオンされた状態。
問題を問題として感情をぶつけているばかりでは、そこに居着いてしまって、そこから抜け出すことはできません。
物事はすべて原因があります。
原因と結果。
全てがそう。
だから、そこをまずは認める。受け入れる。
そうしてこそ、ではいかに対応するべきか、いかに解決できるのかという、解決思考に意識は転換します。
「起こっていることはすべて正しい」とは、意識を転換させる魔法の言葉なのでしょうね。きっと。