バットは振るものではない。
スイングではなく、球をハードヒットするもの。
わたしは最近まで知らなかった。
知らなかったというか、明確に意識して実践していなかった。
「振って当てる」のではなく、「叩く」。
「両腕を曲げたまま」「叩く」、そして「球とコンタクト後も力を抜かず両腕を伸ばしきる」。
こういうベーシックな情報は、今や溢れているけれど、わたしの子供時代はそうではありませんでした。
ドアスイングがいけない、とは言われましたが、ドアスイングとはどんなものか、どうしたらよいのか、明確な言葉で説明し、ビジュアルで見せてくれる人も身近にはいませんでした。
町内キングで満足できずに、本格的に私立中学、私立高校に進んだ人たちだけが、知ることができたコツ。
今や、本屋やビデオレンタルに行ったり、ちょっとだけ努力すれば、誰でも知ることができる。
公平な世の中と言えるかも知れませんね。
チャンスやチャレンジの機会は昔よりも広がっているとも言えそうです。