全てのものに存在理由があるという見方があります。
何らかの信仰のある方ならば、全てのものは神仏大宇宙の許しなくば起こりえないと表現されるでしょう。
では、否定的事象の存在理由は?
これはひとくくりにまとめることは難しい。
今朝読んだ、「人生にイエスと言おう!」(クライウ゛・ウッド、石井清子、日本教文社)には、「うつ」について、生命力温存のために一時生命機能をスローダウンさせるという意味での存在理由を紹介しています。
軽いうつの人は、より悲しいがより賢い、と言います。
そして、「他人がみるよりも、もっと好意的に自分を眺めること」を勧めます。
著者のウッドは、オックスフォードの生理学教授。
精神神経学の研究者。
これからまたしっかり読み返したい本です。