会社法の基本書で、おもしろそうなものがあったので買いました。
「会社法大要」(龍田 節著、 有斐閣)です。
はしがきには、痛烈な新会社法批判とも読めるお言葉が並びます。
・新会社法は、株式会社に沈殿した常識を迷信として徹底破壊し、論理の組み合わせを最優先させて構築したように見受けられる。
・新会社法はこの点に力を注いでいるが、ここにも常識を覆す傲慢さが見られる。
・論理操作優先の無機質的なルールを規範とされたのでは、窒息しそうである。ひとりよがりの定義も作ってしまえば押し付けてかまわない。こういう法律を理解させられ法律家が育てられる世の中は恐ろしい。
これだけで、ちょっと中身を読んでみようという気になります。
書評でも、類書にない視点があるというので、これから机上の友として、随時読み進んでいくことにします。
基本書で、わくわくどきどきするのは本当に久しぶりです。