運動会、体育祭の季節になりました。
学校の運動場で組体操・マスゲームの練習風景をよく見るようになりました。
わたしは、大嫌いです。
こればかりは仕方がない。
嫌い、としか言いようがない。
好きではない、にしておきましょうか。
学生時代、何か自分が1つの歯車か部品のようで嫌でした。
組体操では、ピラミッドで一番下になるのが嫌でした。背の順で、下から2番目になったときはうれしかったです。すぐ脇に逃げれば痛くないから。
マスゲームでは、練習中に帽子や靴を落とした子たちがいて、わたしは親切に拾ってあげたら、当時の血気盛んな先生が飛んできて、思いっきりビンタされて地面に押さえつけられるという目に遭っているのを今でも思い出します。
当時、組体操・マスゲームなんかやっても、自分たちでは全体が見えなくて、達成感も得られませんでした。
先生や来賓から見て美しい、きれいかも知れませんが、何が面白いのかわかりません。
近隣の社会主義国の十八番芸であるというのも嫌でした。
連帯とか、協力とか、団体精神というのは、組体操・マスゲームなんかで醸成できるのでしょうか。
先生たち、来賓たちの自己満足ではないのか。
笛ひとつで大勢をコントロールする密やかな独裁者的欲望を満たしているのではないかとさえ思います。
団体精神は、運動会・体育祭であれば、クラス対抗リレーや、男子なら騎馬戦ですね。
騎馬戦はルールの中でクラス仲間が力を合わせて戦略を練り、他クラスを打ち負かす。
これは楽しかったです。
サッカーや、野球などの応援や、歌手のコンサート会場でするウエービングやプラカードでのマスゲームなんかは、テレビで見ても、参加しても面白いと思いますが、運動会・体育祭ではやりたくないし、来賓としても見たくもないなと思います。