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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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何をどのように暗記するか
受験生だったころ、合格者平均年齢よりもかなり若く合格した講師の講義を受けたときのことを思い出しました。

ブロックカードといって、単語暗記カードを大きくしたような、制度趣旨や概念、論証表現を覚えることを勧められました。

その講師はありったけの知識を、親切丁寧に教えてくれていました。


優秀な仲間のなかでは、ブロックカードの暗記に否定的な人もいましたが、だんだん司法試験受験界では主流の勉強方法となっていきました。


司法試験は暗記力を計る試験ではありません。

ブロックカードを単なる単語暗記カード同様に考えていると、司法試験の合格から遠のくように思います。



司法試験は考える力を試す試験です。ブロックカードは、考える材料を暗記する道具です。

人間社会では、まったくのオリジナルでは人がついて来ません。
得てして「10年生まれるのが早かった」などと不遇を同情される天才もいますが、あとかでも気付いてもらえただけ幸運です。
たいていは、完全なひとりよがりか、箸にも棒にもかからないといわれるのがオチではないか。


まずは、偉大な先輩たちの作り上げた業績、資産を前提にする。

どこで、先輩たちの業績、資産を、どう使えるかを考えて暗記する、それが大事ではないか。


実は、わたしは、例の講師の講義を聴いていて、講師の紹介するブロックカードの論述にキレがなく、「使えないかな」と思ったりしていました。(既に、同じように短期合格を果たした大学の同級生のものすごいキレのある論証ノートや、当時から司法試験のカリスマと呼ばれていた伊藤塾の伊藤先生の論証表現を集めたノートも持っていましたしね)(でも、その後合格までしばらくかかったので、宝の持ち腐れでした)

今日、はたと思いました。
例の講師は、ひとつひとつに完璧を期してはいなかったかも知れないけれど、考える材料としては十分以上のものを、効率良く蓄えていたのだ、と。
そして、きちんといつでも使える、応用可能な、射程距離の長い知識として、格納庫にしまっていたのだ、と。
とにかく、わかりやすく、親切な文章で、使える知識にして暗記していたのだ、と。
何でもなさそうで、すごいことだと思います。

わたしは、キレのある鋭い文章を求めていました。
一種のコレクターみたいになっていたのかも知れません。
しかし、その講師は、背伸びしない、ふだんの言葉で、あくまでも考える材料として扱われていたのではないか。やっぱり、あの頃からたいした方だったのだとわかりました。


あの講師は、今どうしていらっしゃるでしょうか。
懐かしくなってしまいました。
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by bengoshi_358 | 2007-06-27 11:07 | 日々雑感
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