事業をたたむ、会社をたたむ、人間関係を解消する、訴訟を取り下げる。
今週に入り、撤退がキーワードとなる案件がいくつもありました。
これまでの進路を変える、方向転換することには大きな不安が付きまといます。
生活が変わってしまう可能性も小さくはありません。
各所に影響が出ることは不可避です。
世は諸行無常であるといいます。
自然界は真空状態を嫌うといいます。
どんなことにも、何かが終わるときには、新しい芽が出てきます。
なじんだものと別れることは辛いことではあるけれど、どっこい、生きている。
生きていれば、何かが生まれる。
心が折れそうになっても、気持ちだけは踏みとどまって、ちょっとだけじっと辛抱する。
明日を信じ、全てを信じ、待つ。
新しい春は待ちわびる人のところに、必ずまた巡ってきます。
逃避ではなく、勇気ある撤退なのです。
転進だと定義すればよいのです。
自分に責任があるのは自分ですから、その自分の定義がすべてなのです。
他人の定義、レッテルは剥がしてしまえばいいのです。
次の春、5年後の春、どうしていたいか。
どんな自分でいたいのか。
それを思い描いて、運命の流れを受け入れ、流れに乗っていく。
そうしていくうちに、いつか流れを引き寄せ、つかんでいくこともできるのではないでしょうか。