ビジネスでは徹頭徹尾、経済的合理性を追求しなければなりません。
裁判や調停でも同じ。
裁判も調停も、経済的利益を中核とする権利の実現過程と位置づけられるからです。
とは言っても、経済的合理性だけで割りきれないのが人間です。
むしろ、だからこそ、真実を明らかにしてほしいという、切なる思いをもって、人は裁判所の門を叩くのではないでしょうか。
弁護士も、1人のビジネスパーソンとして、経済的合理性と、この人としての素直な思いとの間で、自身も当事者の気持に思いをはせつつ、バランスが取れるように業務に当たります。