「頭が良い人は親指が太い—デキるビジネスマンなら知っている10の法則」(木村 剛著) を読みました。
ハードカバーですが、木村剛先生の本としてはかなり軽い、スピーディに読み飛ばせる本です。
おもしろい、痛快とも言える本です。
ワーキングプア、格差社会論についての木村先生の意見は、非常におもしろい。
「そのとおり!」と感じます。
最近出ている本のなかにも、「日本は格差社会ではない」という表題の本があったかと思いますが、近隣諸国の格差はもっとひどい。
格差是正論に対しては、もっと格差のひどいお国の偉い人が、「格差があるからこそ、はい上がろうとがんばっていけるんだ!それを国策で是正しようとしたら、社会主義になって停滞してしまうではないか!」と言ったそうです。その国は表向きは社会主義のお国ですが。
木村先生の本には、格差社会論を述べる論者は責任のない方たちであるし、政府のセーフティネットなどに期待はできない、自分自身が考え、働き、身を守るのだ、〜Just do it!ですね〜というようなことが書かれていました。
発展や成長のためには、自由で開かれた社会であることが重要であり(セーフティネットも大事になりますが)、それを前提に、社会に必要なものを生み出して行くこと。
それ自体に価値を見いだして行く限り、結果は確かについてくるものなのではないか。
今の立場、位置、肩書きなどは関係ない。
これからどうやっていくか、自分と社会にどんなインプットを与えて行くかで、引き出されるアウトプットが変わって行くのではないか。
今いる場所で、挑戦者のスピリットでがんばろう。
そんな気持ちが沸いてくる本でした。