「大きな森のおばあちゃん」(天外伺朗著、柴崎るり子絵 、 明窓出版)
子供から大人向きの絵本です。
小2以上でなければ難しいかも知れません。
昨日、あまりに疲れてぼんやりしながら読み進むうちに、やめられず、一気に読んでしまいました。
元ソニーの取締役。AIBO製作者の天外伺朗さんの本ということで、買っておいたのですが、なかなか読めませんでした。
なんとなく子供向けのようで、その割に字が多い。面倒だなどと、脇に置いておいた本でした。
「象はおなかいっぱいで死んで行くのが本当の死に方なんだよ。」とおばあちゃん象は言い、そのとおりに死んで行きました。
その中身は、読まれてからのお楽しみ…。
ちょっぴり悲しいけれど、人生について、生きることについて、家族や仲間について、世界や地球について、考えさせられる本です。
(読んで行くと、表紙とか挿絵にも馴染むのですが、あまりに可愛過ぎて、中年男性にはとっつきにくい本ですが、これは男性でも読んでみる価値は十分にあります。)
人間の本当の死に方、そして生き方とはどんなものでしょうか?
わたしはいかに生き、いかに死ぬべきか。
これからの人生をいかに過ごすべきか。
深い余韻が残りました。