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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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相手のミスによらずに勝つ(致知7月号より)
相手のミスによらずに勝つ(致知7月号より)_e0026495_11543685.jpg


あれ、7月号はまだ?

うっかり忘れておりました。
出張用鞄にいれたまま。

今日取り出して読み始めました。

巻頭の言葉の、イエローハット創業者・鍵山秀三郎さんのお話からぐっと引き込まれました。

「他人の幸福を奪うことなく、自分自身の幸福を追求する」(JS.ミル)

・新宿駅を中心とした早朝掃除の会があるそうです。
・元広島県警察本部長・竹花豊さんが東京栄転の際に、新しい職場(都庁)の付近をきれいにしようということで始まったそうです。
・この会は続いていて、竹花さんを慕い、鍵山さんを慕い、遠方からも人が集まって来るそうです。
・人から省みられないような作業に喜びを見出す人と、大きな刺激を求め続ける人という2極。
・「喜んでいない相手」から奪う金儲けの仕方。
・事業とは農家が土を愛するように長い年月かけて心血注いで育てるもの。
・タイガーウッズの言葉。「相手のミスによって勝ったのでなくてよかった。」


このウッズの言葉には、背筋を通るものがありました。

そう、「相手のミスによらずに勝つ」。

勝負事は、相手のミスによって勝っても勝ちは勝ちです。
実は、わたしにも相手方のミスによって予想外に勝てた裁判もあります(もしかしたら、気付かないだけで自分のミスで負けた裁判もありやしないか、とたまに心配になりますが)。
勝負事は、「勝ち過ぎず。負け過ぎず。」がよいようです。
競う事は、人間、生物の本質的な性質であり、成長のためにも役に立つと思うのですが(競って目の前の相手に勝つことだけを目的にすることもそれなりに役に立つとは思いますが、弊害もありますね)、自分の能力や人間性を高め、可能な限度まで成長を果たすことを目指すっこと、「本物になること」を目指すことの方が大事のように思います。
わたしがイチロー選手を好きなのはそのようなことをされている人だからです。

相手のミスを誘い、こすっからしいことをして勝ったとしても、次にはそうは行きません。

分不相応のお金や名誉を得たとしても、それはどんどん悪縁を残して消えて行ってしまうのではないでしょうか。
分不相応に勝ってしまったことでかえって人生に狂いが出てしまうような気がします。


さて、これから7月号を読み進みますが、8月号が来てしまいました。

さらに、SBIホールディングス代表取締役・北尾吉孝さんの講演CDも届いてしまいました。(表題「メッキじゃなく、ホンモノの経営者になる法」(ダントツ企業実践オーディオセミナー82号)

他者との関係性で生きるのではなく、自分と自然・天・宇宙・造物主・神仏・自身の内面との関係で、最高を目指す、「本物」を目指す生き方をしていきたいですね。

若くて自信のないうち、劣等感を抱えているうちは、どうしても他者との関係性で生きる、身近なグループに属してグループの物差しで他人の顔色を窺って生きる、本当に好きなものではないのにブランドもので身を包んで生きる、等々ということがありがちです。
それもある面ではやむを得ないのかも知れません。
すべては成長の過程だからです。
誰もが通って来た道程。

でも、「本物」を目指す方が実は楽しいし、楽です。
他人に合わせるのは疲れますからね。

あるがままにある世とし/生き行かば/悔いも恐れも/何ものもなし(中村天風師)

あるがまま、心命ずるままに、「これ!」という分野で、他者との比較の中でではなく、自身の能力を発揮してこれ以上にないというほどまでの高みに臨むこと。
これこそが至福です。
そこに至る過程では、「守・破・離」を繰り返して行く事になるのでしょうね。


さて、今日もがんばっていきましょう!
by bengoshi_358 | 2006-07-04 11:54 | 読書録
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