行列の嫌いな弁護士事務所 加藤弁護士事務所
HOME
事務所案内 取扱い業務 TOPICS 料金 ご相談窓口 FAQ


愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
検索
カテゴリ
全体
こちらもよろしく
事務所について
日々雑感
読書録
会社法
民事再生法
破産法
相続
離婚
交通事故
借金整理の方法
講演録
その他法律関連
信頼できる他の専門家のHP紹介
趣味
弁護士という仕事について
労働法
備忘録
未分類
ブログパーツ
フォロー中のブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
津地裁四日市支部への出張。
今日の午後は四日市でした。
三重県の津地方裁判所四日市支部。
e0026495_18105859.jpg


ある事件がひとつ終了しました。
ご依頼者は車いすでやってきました。
奥様も老齢でお加減が余り良くないようでした。

事件が終了し、法廷を出たあと、ご依頼者は涙を一杯溜めて、何度も「ありがとうございました。」と繰り返されました。わたしと、担当事務員に心から感謝していると。

そうして、ご依頼者は、他の弁護士や裁判所関係者がまだそばにいるにも関わらず、ポケットから折り畳んだお札を1枚出して、「どうか、どうか、気持ちですから、受け取ってください。お願いです、お願いです。」とおっしゃるのです。
ご依頼者の目から涙が少しこぼれました。

ざわざわしていていたのですが、わたしとご依頼者と奥様のいるエリアだけ、時間が止まり、音声が止まったように感じました。
わたしも、なんだか涙が出てきてしまいました。

やっとの思いで、「報酬はもう頂いていますから…。」と言いました。
ご依頼者は、「わたしの気持ちなんです。お願いです。」と続けられます。

事件で苦労して苦労して、精神的苦痛、ストレスからか、脳梗塞にもなられ、流暢にはお話が出来ません。そばで奥様も頭を下げ下げ、「お願いですから。」と小さな声でおっしゃいます。
長い間かけて、弁護士費用を分割でお支払いいただいたご依頼者です。
余裕はあまりないことはわかります。
しかし、お気持ちをいただくことも相手を思いやることではないか、と思い直し、いただくことにしました。
本当にお金に代えられないお金、ふつうのお札以上の価値あるお金です。

鼻の奥がツーンとしてきたのに気づいて、わたしは頭を下げながら、「どうかお身体大切に、ご夫婦が健康で仲良くお過ごしになられますよう。」と申し上げて、お二人のお顔を見ないで裁判所を後にしました。

外はとてもいい天気でした。
e0026495_18102387.jpg

*裁判所開廷時間30分以上前に1人で到着した時に、振り返って撮影した写真です。
[PR]
by bengoshi_358 | 2006-05-11 18:11 | 日々雑感
<< 日本国破産消滅。 ネガティブ情報。 >>
Copyright(C)2005 Kato Law Office. All Rights Reserved.