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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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残念な新聞記事。
4月29日付の朝日新聞名古屋版で、残念な記事がありました。
「消えた日系エリート」と題する署名記事(記者:荻野好弘さん)です。
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日系人外国法事務弁護士が、着手金もらってから仕事をしないで姿をくらませた、という内容の記事です。
31面の半分近くのスペースを占める記事ですが、被害金は合計で220万円。まだ、いくらかあるような書き方でした。

わたしは、その外国法事務弁護士Fさんを知っています。
わたしの知るところでは、Fさんは非常に熱心に仕事をされる方でした。

Fさんは日本の弁護士資格を持っていませんので、依頼者は外国人が殆どでした。
外国人はなかなか報酬を支払ってくれない、きちんと仕事をしたのに難癖をつけて値切ったり、支払を拒む、親切心が通じない、とこぼされることもありました。
外国人でありながら、日系の血の故か、決してドライではなく、情に厚く、事件に対して感情移入され過ぎてしまうところがあったように思います。

Fさんは、意図的に着手金をだまし取ろうとしたのではなく、深い情のせいでいろんな方と行き違いが生じて、精神的にも経済的にもまいってしまったのではないかと思うのです。

記事は、220万円だけでない、ほかにもある、というような書き方でしたが、Fさんの事務所の規模や外国人労働者の依頼が殆どだという取扱事件からして、それほど多額を預かったまま返してしないということはないはず。
そうとすれば、それだけの金額のために姿をくらますなどということはあり得ません。

事情は全くわかりませんが、きっと大きな深い悲しみと苦しみから、受任した仕事を処理しきれず、止むに止まれず姿をくらまされたのではないかと思います。

もちろん、ご依頼者に対しては申し開きはできません。
しかし、決してFさんはいい加減な方でもなければ、着手金を詐取するような方ではないのです。

わたしは、Fさんが、お金のない貧しい外国人労働者のために一生懸命動かれていたのも知っています。

「この世の中に悪い人はいません。悲しい人がいるだけです。」
新宿をこよなく愛した写真家、渡辺克巳さんの言葉だそうです。

わたしは、本当に悪い人はいるにはいるとは思います。
しかし、Fさんは断じて本当に悪い人ではないと思います。

Fさんは、情け深い、真面目で、いつも一生懸命な方でした。
大きく傷つき、困っていらっしゃるご依頼者のためにも、Fさんには大きな大きな悲しみと苦しみからなんとしてでも立ち上がっていただきたいと思います。
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by bengoshi_358 | 2006-04-30 18:39 | 日々雑感
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