月曜朝一番から、重い判決言渡しがありました。
今朝判決のあった事件は、小学校時代の同級生であった親しい弁護士(中学から弁護士になり、その人だと互いに理解するまでは行き来なし)のヘルプで入った事件でした。
微妙な事案であり、かなり依頼者に有利な事情もあったので期待もしましたが、当初からの予想、4:6で負けではないかという、6の方に目は出ました。(訂正:「4」と書いてしまいましたのを「6」に訂正いたします。 )
裁判所での審理及び判決は本当に行き届いたものであり、依頼者本人にとっては口惜しさは根本的には残るとしても、裁判所の配慮には「納得」ができたのではないかと思います。
結果は厳しいけれど、弁護士サイドとしても依頼者としてもやるだけやった上で、しかも人情のわかる審理とよく配慮された判決であり、当該事件に関わることができたことに感謝したいと思います。
朝からずっと引っかかっていましたが、ほどなく依頼者関係者が前向きにお考えになられ将来を考えられていることと、裁判所のお取り扱いを振り返ってみて裁判とはこういうものであってほしいと思うことができたことで、気持ちの整理ができました。
わたしたちの扱う事件は、ビジネスや人間関係の縮図なんですね。
人間が関わるのですから、常に「心」の問題とも向き合わねばなりません。
経済的な救済とともに、傷ついた心の癒し、慰めがありますよう、回復がありますよう、祈念するばかりです。