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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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なぜ本を読むか。なぜ本を他人に送るか。
わたしはこの数年、読書が一番の趣味です。野球はシーズンが短いですからね。
もっとも、読書は趣味というより、食事のようなもの。
精神と心の栄養補給の食事そのものです。

わたしも平凡な人間ですので、さまざまな事件を取り扱い、心が沈んだり、怖じ気づいたりすることがないわけではありません。
それはたいてい疲れた時に起こります。

疲れは、実は体よりも心の疲れの方が怖い。
心は知らず知らずのうちに、否定的な情報によって弱っていきます。充分に気をつけていないと、いつの間にか不平不満愚痴悪口泣き言呪い言葉が口に出てしまいます。どんどん疲れはたまり、不運のループから抜け出せなくなってしまいます。

先ほどの日記では、資格が行動を起こすトリガーであるというフローを書きましたが、こんなフローもあると思います。

言葉→感情→行動→結果→感情→言葉…。

言葉が自発的行動のトリガーでもあるのですね。
だから、言葉は大切にしたい。

そうとは、わかっていてもわたしは弱い人間だから、気づかぬうちにやられてしまいます。
だから、常に前向きの言葉しか使わないように、心が暗くならないように、「元気が出る本」を読むのです。心が折れてしまわないように、自分を支え、維持するために本を読むのです。

「元気が出る本」は、「直接効く本」と「間接的に効く本」とに分かれます。
「直接効く本」は、人生観に関わるビジネス書や哲学書です。経営者の苦労物語等もここに入ります。
「間接的に効く本」は、時代の流れを教えてくれる本、仕事の効率をアップさせるテクニックを教えてくれる本等、新しい発見と感動を与えてくれる本です。
特に、こういった本を注意深く探して読みます。

探す場所は、ネット本屋、駅付近の本屋、地元の本屋、愛知県弁護士会3階の「名法書店」さんです。
ネット本屋は、目的の本を簡単に探せて、即購入できること、それと他人に送る際に手間要らずであるという強みがあります。
駅付近の本屋さんは、売れ筋の本を敏感に察知して入れ替えしているので、ネット本屋での見落としをカバーできます。
地元の本屋では、流行に関わらず、面白い本を探すのに役立ちます。
名法書店さんは、一般の人も購入できるのですが(弁護士だと組合割引ありというだけ)、法律関係の本をよく研究されていて、これから必要な新しい法律書籍をいち早く入手できます。


さて、では、どうして本を他人に送るのか。

わたしは、事務所に来られた相談者にはそのとき事務所にある本でその方に役立つであろう本を、顧問先企業には毎月必ず1冊以上の本を差し上げることにしています。

それは、なぜか?

まずは、「良い物は伝えたい」ということ。自分が救われた、役立ったという本なら、きっと相手にも役立つだろうと思うのです。自分はこんな本を読んだのだという自慢する気持ちからではありません。

ただ、年長者に差し上げるときは注意が必要かもしれません。かつて、年長の親類に差し上げたとき、「生意気な!」と言われてしまいました。個人的には、年少者から本をもらうこと、紹介されることも新しい発見があって大好きなのですが、人それぞれ。失礼な奴だと思われる人もいるでしょうね(もっとも、そういう人はそれまでの人なのだから、どうということはない。ただ、無駄になるのがイヤですから、プライドの高い人には送りません)。

次に、「コミュニケーションのきっかけになる」からということ。自分の好きな本を紹介すれば、「そういえばね、こういう面白い本もあるよ。」と教えてもらえます。また、先々「あ、あいつはこの手の本とか、講演とか好きだろうな。」と思い出してもらえて、よい情報をいただける可能性大です。

さらに、とりわけ顧問先企業に対しては、ますます発展していっていただきたいという思いがあるからです。
われわれ顧問弁護士は、健全な企業発展あっての顧問です。多くの企業にとって、今や無駄な経費は削減すべき時代です。そんな時代にあって、事件や相談のあるなしに関わらず、毎月顧問報酬をきちんとお支払いくださっている顧問先の成長と発展をどうして願わずにいられましょうか。

もちろんわたしの顧問先企業の経営陣の多くは年長者です。しかし、わたしを信頼してくださって顧問としてお迎えくださった方々です。きっと、本をお送りしたところで、「若造のくせに失敬な奴だ!」等と憤慨されることはないだろう。また、わたしの顧問先企業の経営陣は概して勉強家で読書家であるから、既に読んだ本かも知れないが、そうであったとしても部下に本はわたるはず。こんな計算があって、失礼を顧みず、わたしが顧問先企業にも役立つはずと思った本を送っています。
そして、その結果、嬉しいことに、数名の社長やある法務部担当者からは「他にこんな面白い本もあるよ。」と教えてもらうこともでき、わたし自信の読書もさらに広がっていくのですね。

わたしは、顧問弁護士というものは、問題発生後のあと始末だけではなく、日常的な良き相談者というだけでなく、問題回避・内部処理のアドバイザーでもあり、企業の外にある法律情報を中心とした当該顧問先企業の情報アンテナでもあるべきだと思っています。そして、それを実践しているだけです。

人はひとりでは生きて行けません。
人は他人から学んで成長して行くようにできています。
本や講演や目の前にいる生身の人から学び、成長し、使命を果たして人生を終えます。
わたしは生きている限り成長したい、学びたい、より過ちの少ない人間になりたい、よりましな人間になりたいと思っています。

たびたび紹介させていただいておりますが、札幌市在住の漫画家三倉佳境(現三倉海楓)先生の大ヒット作「関節王」の中で、主人公が語ります。
「柔術の道は一生修行。死ぬ前が一番強い。」
わたしも、かくありたい。
「人生は一生修行。死ぬ前が一番強く、一番賢い。」

わたしのまわりの全ての人が、この道を進んで行く仲間。
永遠に続く時間の中で現在を共有し、数十億人、数億社とある中でご面識を頂き、今目の前にあり、あるいはネットを経由してまみえる有り難いご縁。良い物は伝えあい、教えあう仲間、排他的ではないオープンな仲間でありたいと心から願っています。

「人生は一生修行。死ぬ前が一番強く、一番賢い。」
わたしの人生の目標は、これ、です。
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by bengoshi_358 | 2005-11-20 02:26 | 日々雑感
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