「常識の壁を越えて」ダン・S・ケネディ著、阪急コミュニケーションンズ刊
「『いい人』だけがビジネスで成功する」アレグザンダー・J・ベラルディ、はまの出版
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同じ時期に買った2冊です。
一方はこれまで馴染んで来た考え方なので、一応入手しつつ置いておき、他方から読み始めました。
そう、ダンの本から、です。
目次を見ますと、「ポジティブ思考のウソ」、「礼儀正しくあれのウソ」、「謙譲は最大の美徳のウソ」等、19章にわたって「常識のウソ」を書いてあります。期待して読みました。
結局は「やせ我慢しないで正直に生きろ」「本音に反した、付け焼き刃の礼儀、謙譲はダメ」ということのようにも思えます。
刺激的な言葉で、煽るように、非常に上手に書かれいます。
さすが高額報酬をとるだけの講演家。読んでいて面白いと思います。
ただ、「礼儀、謙譲の(限定的?)無視」「怒りの感情の利用」等、一時的にはうまく行くが、長期的な成功には奉仕しないと言われていることが安直に書いてあります。
ダンの言うように「毒舌」で大成功している人もいますが、「毒舌」で傷つく人は少なくありません。他人の心に恨みを残しますね。
「毒舌」も余程深い愛情、欠点を補ってあまりある才能がなければ、恨まれて、捨てられて、ポイではないか、と思ってしまいます。
わたしは、ビートたけしさんが「毒舌」のころから好きでした。「毒舌」をやめた今も好きです。やっぱりたけしさんには、昔からはち切れんばかりの才能があったし、人間愛のようなものも感じられたからなんでしょうね。笑いの対象につかった老人だったり、無知な人間は、実はいつかのあなたでもあり将来の自分でもあるんだよ、だから愛情をもって接してあげようというような感じがしていました。(もっとも、「毒舌」をやめた?たけしさんの「毒」「怒り」は映画の中で表現され、かつ昇華されているのかも知れません)
本物になる。
本物になる努力を続けること。
勉強をしよう。スキルをアップしよう。
それに勝る方法はないような感を強めました。
もう1冊の本は、良さそうだから買いましたが、とりあえずまた今度読むことにしましょう。
(はまの出版、けっこうビジネスに即役立つような本を出していますネ。本の最後に広告がありました。「たま出版」のような本を出しているのかなと思いました。「男の服装術 〜選ぶ、着る、履く、結ぶの基本教えます。」、「コシノジュンコの女の服装術」、「仕事を成し遂げる技術」、「中国人の面子 〜中国とのビジネスを円滑に運ぶために」等)