自分で破産申立をすることは不可能ではありません。
現在では、裁判所に行けば、わかりやすい説明書と書式がもらえます。
また、裁判所のホームページからダウンロードできます。
ある程度時間があって、心の余裕があるならば、大変かもしれませんが、がんばって即申立をすることもできるはず。
では、忙しくて充分時間を取れない場合はどうするか?
次の支払期限が迫ってきます。
払えないと、厳しい督促が来ます。
破産を個人で準備していることが債権者にバレると騒動になります。
書類作成に時間はかかります。とても、次の支払期限に間に合わせられません。
さぁ、どうするか。
慌てないこと。まずは、落ち着きましょう。
そして、債権者らに電話を入れましょう。
はっきりと支払ができないことを告げましょう。
ただし、利息程度であるならば支払えそうだとも伝えましょう。
1社当り2,000円程度なら支払えそうだ、と。
たいていは、業者はこれを拒むことはないです。
業者にとっては、利息を利息と承知で支払ってくれる人は大歓迎です。
元本は全然減らずに、延々と際限なく利息を支払って行ってくれる上得意様です。
さて、これでまた1か月時間ができました。
この1か月でがんばって書類を作成しましょう。
わからないことがあったら、裁判所窓口か弁護士会の無料法律相談に行ってください。
ただし、自分で出来る限りのことをされて、なおわからないというときに、疑問点を絞って相談されるとよいでしょう。通常は、料金ないし報酬を支払って得られる情報を教えてもらうのですから、「教えてあげたくなるような人」になって行かれるのが得策ですから。
ええい、面倒だ、それよりも再起、再建のために働くぞ、という方はやっぱり弁護士会の有料相談か収入がやや少ない方は扶助相談に行って弁護士を選任されるのがよいでしょうね。