「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 2」(ジム・ドノヴァン、桜田直美訳、ディスカヴァー社)
「2-10 思い込みを少しずつ変えていく」
大きな夢の方が叶う。
小さな夢は計算でできてしまう。
ワクワクドキドキするような大きな夢を持て。
それで始めはするが、途中の道のりは容易ではない。
現実を見て夢を疑ってしまうからだ。
なかなか夢は実現しない。
何も変わっていないではないか。
やっぱり夢は夢で叶わないから夢なんだ。
そうやって、夢を諦め、夢を持っていたこと自体を忘れてしまう。
「目標は経済的自立だとしよう。経済的自立を達成するには、自分には沢山のお金があると信じなければならない」(ジム・ドノヴァン)
そう、見えないものをまっ先に信じること。
「ある」と信じて、行う。
石田行仁さんの言葉で以下の言葉があった。
image --> think --> believe --> live
想像 → 熟考 → 本当だと考える → そのように働く
身体の反応は正直だ。
運命も、これと同じ方法でコントロールする。
ジム・ドノヴァンは要するにそういうことを言っている。
天風師の本にも同じようなことがしばしば出て来る。
身体(健康)も運命も同じようにコントロールできるのだと。
問題は、ワクワクドキドキするような大きな夢と現実の溝は大きく、現実的に考えると「それが本当に可能であると信じられない」(ジム)ようになってしまうことだ。
ただ信ぜよと言われても、なかなか難しい。
ジムは、『思い込みに橋を渡すテクニック』を使うのだという。
それは、「思い込みを少しずつ変えて行って徐々に目標に近づく」ことだ。
理想:経済的自立=お金が十分にある
お金がない → サイドビジネスを始めて収入を増やす・少しずつ貯金する → お金は少しずつ増えている
理想:身体が健康的に引き締まり、気分もいい
体重が変わらない → 運動して、健康的な食事をしていて、日を追う毎に健康になっている
結局は、箱田忠昭さんの『象を食べてしまえ』メソッド(目標を細分化して日々のタスクに落とし込む)とか、計算でできることを地道に行って行く、小目標を決めて実行して行く、など、実は当たり前のことを言っているに過ぎない。
でっかい夢、目標、ワクワクドキドキするような大きな夢を持てという人が、結局は計画どおりにやっていきましょうなんて、夢のないことは言えないけれど、やっぱりここは大切だから、触れざるを得ないということだ。
努力に勝る天才なし。
たゆまぬ歩み恐ろし蝸牛。
継続は力。
でっかい夢を持ちながら、「続けて行く」ことが大切なのだ。
私も、やめてしまってたことをもう一度始めてみる。
そして続けようと思う。
まだまだ夢を見ていたいから。
人生は幻、幻は夢。
方向転換しつつも、現実に適応しつつも、本当にやりたいこち、なりたいものがあったら、どうなるかわからないけれど、やってみたらいい、できる限度で続けてみたらいいではないか。
その方が絶対に楽しいから。