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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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面会禁止等の仮処分 〜せっぱつまった事件の対応策
今日も事務所に来ています。

せっぱつまった事件というのはありますからね。

借金の事件。
男女の愛憎がからんだ事件。

この2つは、関係者が殺気立つことがままあります。

「期限に支払がない、どうしたんだ!」
「なに、別れたい?!俺を裏切るのか!」

一方は、当然の権利と考えて、相手を責めます。
他方は、申し訳ない気持ちがあって苦しんだり、あるいはいわれのないことと困惑します。

法治国家では、権利があったとしても、その権利を力づくで実現することは原則として許されていません。相手の意思に反したことを力づくですることは出来ません。
借金を返せ、と押し掛けて行って力づくで奪って行くことは出来ません。
離れて行こうとする配偶者や恋人を力づくでつなぎとめることは出来ません。どれほどの時間やお金や愛情を捧げていたとしても。

ただ、どうしても裏切られ感が強い場合には、それを忘れてしまう人がいます。

現実の世の中では、一時的に、力の強い人、お金のある人、声の大きい人、応援団の多い人が優勢になります。そういう人が勝ちを収めるようにみえます。
そうでない人はたまったものではありません。

法治国家である我が国では、ことの善悪はひとまず置いておいて、機会、条件の平等を確保して、裁判所でフェアに争えるような手続が用意されています。

それが「面会禁止等の仮処分」です。
世間的な力に乏しいが、もっともな理由があるという場合、裁判所から、力ある者に対して、面会に来たり、電話をかけてきたり、手紙を送りつけて来たり、代理人を送って来たり、メールを送って来たり、その他様々な生活妨害的な行為を禁止させる命令を出してもらうことが出来ます。
実力行使によるのではなしに、冷静になって裁判所で公平公正にどちらの言い分が正しいのか判断してもらいましょうと、法的に争うための基盤を作ってくれるのです。

誰かから、厳しい請求を受けている方、どうぞこの手続について弁護士会で相談してみてください。
「自分も悪いところがあるから…」なんて思わないでください。
良い悪いではなく、公正公平な話し合いができなければ、限度以上に譲ることになります。
たとえいくら期限に借金を払えなくても、脅かされ、すかされ、家族にも圧迫が加えられることに我慢をする必要などありません。
いいがかりをつけてつきまとわれることに我慢をする必要などありません。

裁判所から仮処分命令が下されると、警察の方でも動きやすいようですね。
単純な民事のレベルを超えた不当要求行為と判断できますからね。


日常生活で、あるいは他人や他社とのトラブルで、「ちょっとそれはないんじゃない?」と思うようなことがあったら、お近くの弁護士会の法律相談、市町村の無料法律相談でおたずねくださいね。
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by bengoshi_358 | 2005-11-05 18:07 | 日々雑感
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