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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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補足〜携帯投稿のため手直しあるかも
給費制廃止・貸与制へという流れに賛成する方の中には、司法試験=弁護士資格試験と考えている方もいるようだ。

単なる資格試験ではなく、裁判官、検察官を含めた法曹養成の入口。

弁護士志望者にも、高いモラルとスキルが必要だから(そうでないと事件屋に食い物にされないように弁護士に法律事務を独占させる意味はない)、国が面倒みてやろうということだ。

弁護士志望者だとて、就労の機会を奪い、研修させる以上、生活の保障は不可欠だ。
だから給費制が採用されていた。

財政難から、給費制を廃止するのが民意なら仕方ない。

しかし、貸与してやるから借りたらいいというのはおかしいな理屈だ。

大学出て、法科大学院出てれば、いい年齢だ。かじれる脛のない人は少なくない。
バイトもさせないで、借金すればよいではないか、それでもいいという者だけ修習すればよいというのは変だ。

脛かじりできない修習生には、自ら収入の糧を得て社会人として生活する権利はないのであろうか。借金する権利しかないのか。

給費制廃止ならば、修習生に人並みの扱いが許されるなら(給費という恩典を廃止して、他の国家資格と同様ににするべきなら)、修習制度も改革するべきだ。
修習生が就労可能な形の修習制度にしなくてはならない。

今後は、司法試験=弁護士資格試験であることを明確にして、法曹三者の一体性をよしとするならば、裁判官も検察官も弁護士の中でも優秀でモラルの高い者の中から選ぶということにしていかなければならない。

給費制廃止が、財政問題だけでなら、財政が良くなったらまた再度制度化するのか。

給費制廃止には、哲学はあるのか、司法制度のあり方についてのビジョンはあるのか。

アメリカから突き付けられた市場解放の流れで始まった司法制度改革の延長にあるならば、給費制廃止は、これまでの司法制度の終わりの始まりだ。

アメリカからのリクエストは、彼らと同じようになるまで応えたことにはならない。


司法は法治国家の要。

私は闘わない弁護士だから、流れには逆らうつもりはないけれど、給費制廃止したら、ドミノ倒しで、次は修習制度、司法試験の位置付け、裁判官・検察官採用から司法制度全体に波及するような気がしてらない。

哲学や信念のない給費制廃止では困る。

廃止期限を延長したりしていたところに、哲学や信念のなさを感じる。

前原さんのピンぼけコメントにもがっかりした。


司法制度のドミノ倒しはやがて起こるが、それでよいと思ってやっていることであって欲しいとだけ願っている。
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by bengoshi_358 | 2011-11-03 19:37 | 日々雑感
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