元プロ野球千葉ロッテ、阪神タイガース投手、現藤沢翔陵高校の川俣浩明教諭。
勿論、同校野球部監督だ。
平成8年、ドラフト3位。当時25歳。
6年間のプロ球団在籍後に、一般企業に1年間勤務。
恩師からの要請で母校の事務員になり、大学夜間部に4年間通い、社会科免許取得。
さらに2年間のプロアマ協定期間を経て、今年4月から監督に。
「日頃の行いが出るよと生徒に言う。日頃から好きなことだけやって嫌いなことから逃げているとそれが野球に出る。技術を磨く前に人間を磨け」と言われる。(以上、週間ベースボール12・13号より)(週間ベースボールは今でも色々参考になる)
こんな先生の指導を受けたかった。
こんな先生に子供を預けたい。
そんな指導者。
川俣浩明先生(お名前に親御さんの思いが現れる)は期待されながらもプロ野球では1勝もできなかった。
プロ野球では道を閉ざされた。
しかし、川俣先生は新たな道を見つけ、必死に学び、その道の出発点に立たれた。
レイトカマーの遅れてきた新人だが、技量と器量は別物。
日本には沢山の道がある。
ひとつ閉ざされても、他に道がある。
沢山の道がある。
日本人は人生を見つめながら、その道を行く。
だから道なのだ。
ベースボールは世界にある。
野球道は日本にしかない。
どんなことでも、道としたならば恐れるものはない。
この道を行くと決めたら怖くない。
ただこの道を行く。
藤沢翔陵高校と川俣先生の今後には大いに注目したい。