今日は、お昼ご飯の後で事務所に帰る途中にある浅間神社境内に寄りました。
読書には暗く、ヤブ蚊が来たので、ほんの5分ほどぼんやりとできただけでした。
神社の風景は落ち着きます。
私の子供時代、お気に入りの遊び場の筆頭が、当時の自宅から徒歩5分ほどにある神社の境内でした。
三輪車、補助輪付き自転車も境内で練習。
少し大きくなったら、缶けり、泥巡(警)、ハンドテニス、ハンドベース。
クワガタや蝉取り、蝉の幼虫堀もしました。
宮司が厳しい人に代わり(今思えばそれまでがおおらか過ぎました)(今思うとよくあんな罰当たりができたと我ながら呆れます)、鎮守の森で自殺があったりしてからは、私達子供も寄り付けなくなり、段々と子供のいない町になり、最近は人気を感じない淋しい神社になっています。
懐かしの故郷とも言える生家近くの神社には、今でもたまに立ち寄ります。
そして、子供時代を懐かしみます。
賑やかな神社のお祭り、お獅子はもちろん、境内の端の物置裏で、息を潜めて隠れた時の胸の鼓動。
石畳にハンドルを取られて転んで擦りむいた肘や膝のヒリヒリした痛み。
当時の友達の顔、親や町内の大人達の声をおぼろ気ながら思い出します。
当時の子供らは、親に余裕がなかった分、周りの大人達から大事にされていた気がします。
近所の人から帰り道におやつを貰ったり、「カメラ買ったから撮ってあげる」とスナップ写真を撮って貰ったり。
隣の老人世帯にはよばれて上がり込んでお茶やラムネにお菓子を頂いたり。
私の子供時代、まだ日本は豊かではなかったけれど、楽しいことも沢山あったと思います。
色んな人達のお世話になり、今があることを思います。
神社の風景は、私の子供時代を蘇らせ、優しく私を包み、癒してくれます。