わたしには尊敬する先輩弁護士が何人もおります。
今日はその中の1人に会ってきました。
期は同期なのですが、博学、物知り、緻密。
消費者関係の事件を多く扱っていて、多分、このエリアでは間違いなくトップランナーの1人ではないかと思います。
サラ金、ヤミ金関係の事件も、彼の後押しでたくさん受けるようになりました。
しかし、まだ日掛け金融業者関係の事件は受けたことがありませんでした。
それが、最近のご依頼者で複数の日掛け金融業者から借金している人がいるのです。それで、今日は簡単なレクュチャーを受けてきたのです。
基本的には、一般のサラ金事件と同じ。
ただ、日掛け金融業者は、取り立てが法律の規定どおりではない、不明朗な手数料や保証料を得ていることが多い、それで一般のサラ金以上に「過払金返還請求」がしやすいということでした。
消費者問題のエリアでは、彼は最先端の議論ができる人なので、お話を聴くだけでとてもおもしろいです。
よし、まだまだこれから。
学ぶこと、知ることは楽しいことです。
自分の枠が、キャパが広がって行きます。
少しでもいろんなご依頼者の必要にお応えして行けるようにしたいです。
わたしたちごく普通の弁護士は、いわば町医者。
いろんな法律問題に悩む企業、個人の方々の第一次的な相談窓口であり、救急対応可能なリーガルドクター。
もちろん、これだけは、という専門にしたい分野がないわけでもない。
でも、今現在のわたしに期待されている役割は町医者のような町弁でしょう。
まずは、現にある具体的なニーズにできるだけ応えていくことが大事なんじゃないでしょうか。
いわば専門病院のように最先端の治療(法律サービス)が可能な専門法律事務所なら東京にいくらもあります。幸い、そういった事務所に所属している同期や友人知人もいますので、これはという事件は紹介状をお出しする。当面はそういう行き方をしていこうと思います。
なお、前に特定商取引法に関する小冊子を作成したのですが、今度は借金関係のを作りたいですね。今日勉強させていただいた日掛け金融対策マニュアルもいくらか盛り込んで(ただし、「手のうち明かしたくないから、これは他人に言うな。本に書くな。」と言われた部分はカットしないといけませんね)。