「不老の方程式」和田秀樹著 文芸春秋社
和田先生の本は以前から読んでいます。
非常にためになります。
同い年だからか(だいぶ差があるなぁ)、著書で取り上げられるテーマはわたしの関心にマッチしてますね。
高齢者の健康の問題。
親、そして自分の遠くない将来の問題。
この本はまだ読み始めたところですが、非常に面白いです。
大学病院の老人科は製薬会社との関係が強くなりがちで投薬は増え続けているとか(そこの教授の車がベンツSクラスとジャガーで神経内科の教授の車が20年落ちの中型国産車だったとか)。
高齢者では薬が効きやすいので安定剤等を1日3回飲むと記憶力減退などが起こることもあるとか。
高齢者では血糖値やコレステロール、血圧はある程度高くていいとか。
早期ガンと呼ばれるものの多くは心配ないとか。
成人病の疑いがあると言われても無症状なら数値を無理に下げなくていいいとか。
和田先生のこれまでのご経験談だけでなく、現在医療界のトップランナーのような方々との対談が本になっており、読みやすいのに非常にためになる内容になっています。
個人的にも、最初の40ページ読んだところで非常に救われました。
というのも、人間ドックではじめて数値がどうのと言われてちょっぴり心配してたからです。
日本の医学の常識、健康法の常識とされていたものが変わっていくような気配があります。これから読み進むのが楽しみです。