普段の疲れを癒すには、ただ寝るだけよりも、普段しないことをするのがいいといいます。
身体に疲れがたまった来たら、風呂に入って眠るのが一番かも知れません。
でも、ストレスや考え事で脳が疲れてきたら、ただ眠るだけよりも、普段使っていない脳の部分や身体の部分を使ってやるほうがリフレッシュできることは、最近改めて実感しています。
脳が疲れている場合、眠っている場合ももしかしたら懸案事項を考えているのではないかと思うのです。
潜在意識がそうしているというお話は以前から聞いています。
人の脳は眠っているあいだに何をするのかというお話も池谷裕二先生の本で読みました。
記憶した情報を整理、構成しているようなのです。
とすると、懸案事項は、大抵十分に整理されていない、できていない。
だから、眠っているときもそこにあって、負荷は継続するともいえますね。
ところが、普段しないことをしている最中はどうか。
そのことに没頭できたらどうか。
そういうときは、そのことしか考えていないのではありませんか。
つまり、懸案事項を、文字通り忘れることができる。
懸案事項を解決しようとしている脳が、一旦休憩できるわけです。
「没頭」というのが鍵でしょうね。
同時並行的に考えてしまうなら同じことだし、余計に負荷がかかってしまうから、自分が楽しめることや嫌いではなく、成果が目に見えて、報酬がはっきりしているものやことだといいと思います。
映画、小説、草野球等の趣味、普段やらない家事炊事(これは家族の人を乗せる技術や、感謝の返報がないと続かないかも)、好きなこと、やってみたいこと、周囲からの頼まれごとなど、普段やらないことを週末にしてみましょう。
多分、それは無駄ではなく、翌週の生産性を向上させるのではないかと思います。
家族がいて好きなことばかりできないという場合もあります。
感謝されない家事炊事もつらいし、小さな子がいれば遊園地をせがまれたりしんどい場合もありますね。
好きではないけれど、やらなければならないことがある場合、それを楽しんでやる工夫をしてみる。
家事炊事スキルの向上を真剣に追及してみる。
遊園地や、家族の付き合いで出かけるときも、売れ筋商品やサービス、人々の服装や会話、食べたり飲んだりしている物や、何でもいいけれど、今の仕事上、あるいは将来やってみたい仕事、趣味その他個人的に関心ある事柄に関わる情報収集の機会にしてしまう。
心身ともに疲弊しきって、横になっていたいいうのでないかぎり、おじさんもおばさんも若者も、週末は経済時間が許す限度で、普段しないこと、没頭できることをし、受身にさせられることであったとしてもそれに意味づけをして、「没頭」してしまう。
これが、一番のリフレッシュになると思います。
損得で考えたら、特になる考え方をするにしかず。
…と自己説得をして、堆積した食器の始末にかかりましょう。
(我が家は料理を作ると食器洗いもセットでついてくる。わたしの気分転換のための配慮か?)
(…と思うと、あちらこちらでくしゃみ。わたし以外は夏風邪のようですね。。。)