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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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固有必要的共同訴訟: 被相続人に対して提起した登記移転請求訴訟の受継
親族間の登記関係訴訟で事件で相続が起こってしまいました。
被告の地位が複数相続人に相続されて、その中には原告もいます。

不動産は遺産共有になり、それについての1個の登記請求が争われる事案。
原告以外の相続人は受継できるか、です。
(できないと原告が困ってしまう→だから答は自明とも言えますが…)
(一旦原告には取下げてもらい、あるいはそのままにして、遺産分割を待って、当該不動産の帰属が定まってからどうするか決めるべきか)

共有者全員が当事者にならなければ、訴訟が成立させられない、固有必要的共同訴訟になるようにも思われることが問題です。


新堂・民訴を読むと、共同所有者が被告になる場合(p.712)で、「争わない者を相手にする必要はない」ことを前提に、争う相続人だけが受継すればいい、固有必要的共同訴訟ではない、ということになりそうですね。

そして、伊藤・民訴(補訂版)。
この本では、共有の場合(p.569)で、同ページの脚注39)にズバリ記載があります。
固有必要的共同訴訟を否定した例として、「共同相続人に対する契約上の義務履行としての移転登記請求」(SC36.12.15民集15巻11号2865号)とありますね。
詳細は原典を当ってみないといけませんが、伊藤・民訴では、「不可分債務だから」という性質論から理由付されたかの印象を受けます。

不可分債務=債権者は債務者の1人に対して全部の履行を請求できる(430条→432条)とあります(内田・民法Ⅲ、p.374)。


「共有」それ自体が問題になっている場合には、固有必要的共同訴訟。
「共有」から派生する権利義務に関わる場合(不可分債権、不可分債務)、必ずしも固有必要的共同訴訟ではない(類似必要的共同訴訟か)。→派生する権利義務については、関心ある者だけが手続保障を受ければよい?

本件では、原告が取下げないときは、争う意思のある相続人が受継することになるのでしょうね。


でも、そのまま寝かせておけるなら、寝かせておいて、遺産分割の結果をみてからにしてもよさそうですよね。

<この項目は書きかけです>

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by bengoshi_358 | 2009-07-28 11:54 | 日々雑感
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