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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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駆け出しの頃の懐かしい思い出。
最近、若い同業者と話しました。

「ボスは、他所のイソ弁にはやさしいが、自分のイソ弁には厳しい。」

なるほど、と思います。
確かに、それはイソ弁経験者の多くが同趣旨のことを言います。

イソ弁は食事に誘われないのに、他の事務所のイソ弁とはよく飲みに行っているとか。
イソ弁には親切に仕事の仕方を教えているのに、イソ弁は聴く機会がない、とか。


そういう話を聞いていて、自分の昔を思い出しました。

そして、ボスが数日不在の折、ボスの大切な顧問先から緊急の電話があったときのことを。



当時、わたしのボスは携帯電話を持っていませんでした。

顧問先は、切羽詰まっていて、「今すぐ教えて欲しい、できるだけ早く返事をくれ。」と言ってきます。
あと、15分以内で的確な回答を出さなければならないという状況でした。


駆け出しのわたしは参考書籍をひっくり返し、六法を繰り返し読みました。
でも、ピンポイントでは出て来ません。
冷静になって考えたら、それ以前に、弁護士会の新人研修で解説してもらった演習問題にかすかに似ています。

当時わたしは研修委員会に所属して、それなりに熱心に参加していましたので、弁護士会の偉い大先輩とも面識をいただいていました。

そこで、はたとひらめきました。
当時、わたしにも親しく声をかけてくださっていた研修委員会の委員長のH先生に電話で聞いてしまおう!

わたしは決死の覚悟で、H先生にお電話をしました。
すると、H先生は、「それは大変ですね。わたしも経験がないから、調べてから電話しますね。」とご自分の仕事を置いて、助けてくださると言っていただけました。
…その後、数分間は、力が抜け、ひたすらH先生が早くご回答をくださるようにと心中で祈りました。

その後、ボスの他の顧問先からの、ごく簡単な相談の電話を受けている最中に、H先生からお電話をいただきました。
早々に簡単な相談を切り上げて、わたしは、電話を取りました。
そして、「H先生、ありがとうございます!」とだけ言って、全神経を受話器と自分の耳に集中させました。

H先生は、普段から冷静沈着で物腰柔らかな学術派。
「これこれという条文がありましてね。それと、過去のこれこれの先例と合わせると、多分、このように言えるのではないでしょうか。」というご回答でした。

そして、それはボスの顧問先が求めていた理想的な結論を導くことができる理屈でした。

…結果、ボスの顧問先からは大いに感謝され、かろうじて留守を守るイソ弁としての面目が守れました。
すべてH先生のおかげで。


今日、弁護士会館で、10年振りくらいに、偶然H先生にお目にかかりました。
わたしは、ご挨拶をし、昔話をし、改めてH先生に感謝を申し上げました。

「よくそんな古いことを憶えてくれていますね。こちらこそありがとう。」とおっしゃって深々とH先生の方から頭を下げられたのには、恐縮するしかありませんでした。
(わたしが頭を上げたら、まだ先生が先生の後頭部付近が見えたので、もう一度頭を下げました)


H先生に改めてお礼を申し上げることができて、今日はとてもよかったです。
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by bengoshi_358 | 2009-06-25 19:30 | 日々雑感
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