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愛知県名古屋市中区丸の内 弁護士加藤英男の日々是精進日記(ツィッター:@BengoshiKH)
by bengoshi_358
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紛争処理・裁判に臨む上での考え方 〜日本の場合と外国の場合
外国人の方の相談を受けました。

その中で感じたのが、外国では、相手方の落ち度、どんなに悪いかということに焦点を当てがちなのかな、ということです。

相談者の方は非常に冷静で、頭のいい方でしたので、よく理解してくれましたが、日本では、相手方の非ばかりを追及してすべてが終わりではありません。

日本では、相当因果関係の範囲内での損害しか請求できません。
相手の行為、債務不履行によって、通常生じるであろう損害の限度に限られてしまいます。

つまり、相手方の非ばかりではなく、自分の側でも損害拡大防止の努力をしなければならないのです。
こちら側で相応の努力をしたけれども、発生してしまった、拡大してしまったという損害であれば、相当因果関係にある損害として胸を張って請求できるのではないかと思うのです。
全て相手が悪いのだからと漫然放置して、最終的に相当因果関係にない損害、別損害だと言われたら話になりませんからね。

懲罰的損害賠償の制度がなく、陪審でもなく、相当因果関係が案外厳しく要求される日本では、被害者だからというだけで全てよしというのではなく、被害者側のある程度の努力も必要なのではないかと思います。
良い悪いは別として、現在の運用からすると、そうするのが安全なのではないかと思います。

被害者として請求するにも、足下固めて慎重に、というのがよいと思います。
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by bengoshi_358 | 2009-06-10 11:48 | 日々雑感
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